嘘をつくのは罪?/与えられたツールをどういう心で使うのかが大切

ブログ

 

小濱(おばま)
小濱(おばま)

「嘘をつく」というツールは、この世の中に生きている人、ほぼ全員に与えられたツールです。

「嘘をつくことは悪いこと」「嘘をついてはいけません」

子供の時は、そういう教育をされた方が多いかと思いますが、これは心の弱い部分で「嘘をつく」というツールを使っていたからです。

心の光(弱さに負けない部分)で「嘘をつく」というツールを使えるのならば、人から感謝され、世の中に大きな貢献をできるのかもしれません。

 

「嘘をつく」という、使用する時の心を試されるツール

私たちの周りには、歩んできた人生の環境から与えられた、たくさんのツールがあります。

※「ツール」とは手段のことです。

 

例えば、

  • 包丁、ハサミ、バットなどの道具
  • 舞芸、格闘技、スポーツなどの体技
  • パソコンスキル、自動車の修理の技術、患者の治療などの仕事のスキル

などもツールです。

人によって出来る出来ないはありますが、すべて何かを成すための手段です。

 

そんな中で、ほぼ誰でもが使える手段があります。

それが「嘘をつく」という手段。

これも何かを成すためのツール。

ですが、このツールは、使う時の心がすごく試されます。

 

どういう心でそのツールを使うのか

例えば、包丁、ハサミ、バットなどを、料理、工作、野球のために使うのは普通のことだと思いますが、この3つは人に危害を与える武器にもなります。

この3つのツールは、使い方を変えれば、危険なものにもなるし、楽しいことに使うこともできます。

この3つをどう使うのか?は、心次第なんですね。

 

そして、もし仮に、この3つを武器として使ったとしましょう。

武器として使うときに、

  • 自分の欲求や鬱憤をはらすために武器として使うのか
  • 敵から身を守るための武器として使うのか

それも心が試されます。

 

何のために嘘という手段を使うのか。その心は?

嘘というツール、ほとんどの人は、

  • 誰かを騙し陥れるため
  • 自己の利益のため

という心の闇(心の弱い部分)で使用してしまいます。

だから、「嘘をつくことは罪だ」と認識されているのでしょう。

 

ですが、嘘をつくことで誰かを救えたり、誰かを守ることもできます。

心の光(弱さに負けない強い部分)で、この「嘘をつく」というツールを使えるのならば、それは世の中に大きな貢献をするツールとなります。

嘘をつくことで誰かが救えたならば、その人から感謝されます。

 

嘘をつくことでの罪悪感

もちろん、嘘をつくことで他の誰かを騙すことになりますが、果たすべき目的があり、それが自分にとってとても大切なものであれば、迷いなく「嘘をつく」というツールを使い、大切な何かを守ることを優先するべきでしょう。

心の光の感覚に従い、「嘘をつく」というツールが使えたならば、そこに罪悪感など微塵も出てくることはありません。

 

ですが、嘘をつくことで罪悪感が出てくるということは、心が闇(心が弱い状態)に傾いています。

自分が「嘘をつく」というツールを使うのに、迷いがあるからです。

  • 大切な何かを守るための嘘だとはわかっている…
  • だけど、誰かを騙すことは結局悪いことをしているんじゃないか?
  • 自分は悪に手を染めているのではないか?
  • 嘘をついた罪を、一生背負って生きていかなければいけない…

そういう思いがぐるぐると頭の中に湧き上がってきます。

 

これは、家族が強盗に襲われているとき、手元に金属バットがあった際に、

  • 強盗犯を追い払うために何の迷いもなく金属バットを振り回りまわすか
  • 強盗犯に怪我を負わせることに罪の意識を感じて、バットを手放そうとするのか

この2パターンの違いによく似ています。

 

自分の大切なものが目の前で奪われようとしているその瞬間、奪おうとする者を撃退することに罪悪感や迷いがあると、逆に大切なものを失ってしまいます。

ここで大切なのは、迷いの無い思いきりの良さ。

そして、金属バットで撃退できたことで、「家族を守れた」という結果だけに焦点を合わせることが出来たならば、そこに強盗犯に対してバットを振り回したことに罪悪感など感じる必要なんて無いのです。

 

「嘘をつくのは悪いこと」という親からの教育

親は子供に対して「嘘をついてはいけません」という教育をします。

なぜ親は子供に嘘をつかれたくないのでしょう?

自分(親)が困るからです。

 

なぜ子供が嘘をつくことで親が困るのか?

それは、子供が心の闇(心の弱い部分)で嘘をつくからです。

 

心の闇は、誰かに影響を与え、連鎖し、増幅して行きます。

親は、子供の心の中にある闇(弱さ)の方でつく嘘によって、振り回されます。

子供の嘘によって振り回されることが怖いから、親は子供に対して「嘘をついてはいけません」という縛りつける方法で教育をしがちなのです。

これは、闇を闇で制圧しているような構図になっています。

 

心が強くなるたびに、嘘をつくツールを上手く使えるようになる

心が弱いと、「嘘をつく」というツールを使うとき、とてもぎこちなくなってしまいます。

「自己の利益のため」「誰かを騙し陥れるため」

という思いもあるでしょうし、何より罪悪感によって、自分を責めてしまいます。

 

心が強くなると、「嘘をつく」というツールの使い方が、どんどん上達して行きます。

心が強くなると、自分の大切だと思う何かを守ることや、使命感を貫くことに、迷いが無くなるからです。

そして、「嘘をつく」というツールによって、絶望感に打ちひしがれ諦めかけていた心が、小さな可能性でも諦めない心に変化させることもできます。

人々の心が闇から光へと変化を遂げると、結果的に、極めて実現化不可能だと思っていた事が可能になり、奇跡を起こすこともできます。

 

私は、40代でようやく心の中にある光の感覚と闇の感覚の違いが腑に落ちました。

ですが、もし子供の頃から心の光の感覚を養えていたら、多分、人生は大きく変わっていたかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました