
みなさんこんにちは。ライトヒーリングセラピストのそうまです。本日は、『子供をつぶす親とその子供を間近で見ていて気づいたこと』をテーマに、僕自身が運営している学習塾に通っている子供と親子の関係について感じたことについて書いてみました。
親の締め付け教育による、子供たちはSOSを無意識のうちに発信しています。
子供たちのSOSに気づかず、締め付けるだけの教育になってしまっては、子供達自身が生きずらさを感じてしまいます。
運営している学習塾にきている中学生T君
事前情報として簡単に中学生T君について説明します。
先月、私立中学に通っている中学生T君の親御さんから、「中学校での成績が非常に悪いので、学習のサポートをしてほしい」とご連絡があり、学習サポートや心のケアをさせていただくことになりました。
中学受験をし、宿題の量が非常に多いことで有名な私立中学に入学後、
- 宿題の多さ
- 授業の進みの早さ
で学校の教育システムについていけず、学年最下位に。
- 教員による「お前はバカか」の罵倒
- 父親による「旧帝大に行かなければ、お前はいらない」という締め付け
で、精神的にもまいってしまったようです。
なんとか、
- 3年間の学習の遅れ
を取り戻し、
- 精神的な負債の解消
したい
とのことでした。
私立中学のため中高一貫校であり、高校受験はないものの高等部にいく前に、できる限りのことはしたい。
そんな思いでこられました。
兄と比べられ、劣等感を小学生の頃から感じていた
中学生T君には個人指導を行っていいますので、お話しする機会は多くありました。
その中で、親の締め付け教育による自分の今の状態に関しても話してくれることが多々ありました。
中学生T君は小学生の頃から、4歳年上の兄と比べられることが多かったとのこと。
本人曰く、
- 勉強
- 運動
- 習い事
何においても親や周りから比べられ、その劣等感から中学受験を決意し、小学生の時からもう勉強をしていたとのこと。
「小学生の時から、比べられていたけど、小学校のテストでは点数が取れていたためまだ、メンタル的には不安定にならず、モチベーションが持続していた。」
と中学生T君は言っていました。
中学受験を落ちて、やる気がなくなった
周りや両親から比較され続けた結果、見返そうと中学受験を決意。
しかし、第一志望校には不合格で、第二志望校に入学。
よくよく話を聞いてみると、第一志望校に落ちたことがあまりにもショックで、それがきっかけでメンタル的に不安定になり始めたとのことでした。
立ち直るまでに時間がかかり、立ち直った時には、成績の面で成績最下位になり、追いつこうと努力しても全く追いつけなかったとのこと。
気づけば、ツイッターやネットゲームの世界へ
第一志望の学校に落ちたショックから回復するために、中学生T君は
- ネットゲーム
の世界にのめり込んでしまったようです。
元々好きなものには没頭するT君。
毎日毎日ツイッターやネットゲームを何時間もやり全く勉強に身が入らず。
Twitterのフォロワーも数千人いたちょっとしたインフルエンサーのような立ち位置にいたようで、劣等感の穴埋めを
- Twitterのフォロワー数
- ネットゲームでの大会実績
で埋めていたようです。
このような状況に親の堪忍袋が切れてしまい、
- ネット
- ゲーム
- スマホ
- youtube
を全て禁止にされてしまい、
父親から口癖のように、
- 「お前はだめだ」
- 「旧帝大レベルの大学に行かなければ、知らないぞ」
と言われ続け、
母親からの風当たりも強くなったようです。
(ここまで書いた内容は全て中学生T君が話してくれたことです。)
間近で見ていて気づいたこと
八方塞がりで、誰からも相手にされず非常にしんどい思いをしているT君。
- 親の比較癖
- 理想の押し付け
- T君の性質
がこのような状況を招いているように私自身感じました。
ご両親は、
- 勉強させればどうにかなる
- 「旧帝大に受からなければ、、」と焚き付ければ
どうにかなるとの気持ちで、締め付け教育を無意識のうちにしまっているように感じました。
そこには、
『いい大学に行かなければ、幸せになることができない』
のような強い固定概念があるかのように思えます。
その一方で、T君自身も
- できれば上に行きたい
- みんなからすごいと言われたい
という欲が強いようで、身の回りの整理ができないままここまできてしまったようです。
側から見ると、解決策はあるのにそれがお互いに見えていないように見えます。
『親は子のことがわからず』
まさにこの言葉の通り、
親自身、子供の状態を俯瞰してみることができないように思えます。
親自身が、子供のことを俯瞰してみるにはまずは第三者に意見を求める。
そして、
親自身が、本当に子供のことを思うのであれば心配の押し付けをするのでははなく、見守ることが大事だと感じました。
ここまでお読みいただきありがようございました。
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