
以前まで私は積極的に自分が吃音症を持っていることを他人に伝えてきました。それは、相手に自分の状況を伝えることで得られる安心感が心地良かったり、自分の状況を言うことで相手は私のことを理解してくれるだろう。このような思いがあったためです。ただ、最近になって、過剰に自分は吃音だからと言うことをやめました。
- 私は吃音だから
- 私は〇〇な障がいがあるから
- 私はHSPだから
世間一般的にネガティブに捉えられていることを積極的に開示したり、自分から伝えていく。
これは、案外勇気のある行動のように捉えられます。
実際に、

自己開示できて素晴らしいね。
と言われたこともあります。
そのときは、

自分は全く吃音症なんて気にしていないからどんどん自分が吃音症であると言うことを発信していこうという。
と思ってました。
ただ、最近になって過剰に自分が
- 吃音であること
- 〇〇な障がいがあること
- HSPであることetc.
を言っていくことは、自分自身に呪いをかけている感覚になってきてやめました。
本日は以下の内容で記事を執筆しました。
私は吃音だから。これは自分に呪いをかけている
必要以上に自分を自分でブランディングしていく。
- 私はエンパスだから
- 私は吃音だから
- 私はHSPだから
- 私は発達障害だからetc.
自分自身がコンプレックスと思っておることをどんどんと発信していく。
これは案外勇気があり、素晴らしい行動かのように映えます。
私も実際に
“自分が吃音であること”
をどんどんと発信していました。
- 知り合い
- 学校の先生
- 新しく友達になった人
会う人会う人誰にでも伝えていました。
- 学会
- スピーチ
の場でも積極的に伝えるようにしていました。
ただ、最近になって
過剰に自分の吃音症のことを他人に伝える。
今までやってきた行動に違和感を覚え始めました。
過剰にセルフブランディングすること(吃音であることを伝えること)は
- 呪い
- 催眠
のように思えてきたのです。
私は吃音だからと
言えば言うほど、多くの人にあなた自身が吃音ということを認識され、相手の記憶に鮮明に残ります。
そして、自分自身でその言葉を発すれば発するほど、自分の無意識レベルに情報として蓄積されていきます。
多くの人が”あなたが吃音であること”を認識し、自分で言い聞かせることで吃音であるという情報があなたの中に根強く残る。
自分=吃音
という情報の強度が強ければ強いほど、
ふとした時に、
- 吃音で落ち込む
- 吃音を気にしている
- 吃音で不安になる
ということが起こりやすくなります。
過剰に吃音である
ということを伝えていくことは、
吃音の啓発・啓豪
(吃音をより多くの人に知ってもらう活動を吃音の啓発・啓豪といいます。)
というよりも、呪い・催眠です。
私は吃音の啓発・啓豪の活動を否定しているわけではありません。
(実際に私も結構長い間、必要以上な啓発を続けてきましたから。)
しかし、必要以上に「自分が吃音である」
と発信していくことは、長期的にみていい結果にならない。
ということを私自身の経験と感覚からお伝えしたかったのです。
吃音のことについて書いていきましたが、
- HSP
- HSS型SHP
- エンパス
- 世間一般的にネガティブに考えられていること
でも当てはまります。
行動できない理由を吃音のせいにすると、何も始まらない
- 私は吃音だから
- 私はHSPだから
- 私はエンパスだから
- 私は発達障がいだから
を言い続けてしまうと、
行動できない理由を正当化してしまうことにも繋がります。

僕は吃音があるから学会で発表できない(本当は発表したい)

営業職につきたいけど、吃音だから私には無理(本当は営業職についてみたい)

吃音だから質問できない(本当は質問したいことがたくさんある)
本当は行動したい・やりたいことがあるのに、
- 私は吃音だから
- 私はHSPだから
- 私はエンパスだから
- 私は発達障がいだから
と自分に言い聞かせ、行動できない理由を正当化することは不自由です。
もっというと
もったいないです。
せっかく
- やりたいこと
- 行動したいこと
があって、
- パッション(熱意)
もあるのに。

僕自身も吃音を理由に行動でいない理由を正当化してしまった経験は幾度もあります。今振り返ると、非常にもったいない行動だと思います。チャンスはずっと巡ってくるものではありません。偶然の重なりによって発生するからチャンスなんです。もったいないなと気づいて、私は自分が行動できない理由を吃音のせいにすることはやめました。
実際に行動を起こして、どうしようもない現象が起こったら、その時に考えればいいです。
その時に、誰かに相談すればいいです。
まずは行動を起こして、問題ごとが起こればその都度解決していく。
実際に動かないと何も始まりません。
最後に
必要以上に
- 吃音であること
- HSPであること
- エンパスであること
- 自分のネガティブな部分etc.
を伝えていくことは、呪い・催眠である
と書きました。
側から見ると、吃音の啓発や啓豪は素晴らしいことに見えるかもしれません。
- 吃音の啓発
- 吃音の啓豪
- 過剰なセルフブランディング
は長期的に見ると、いい影響を及ぼしません。
必要に応じて、必要な情報(自分が吃音であることetc.)を発信していく
ことが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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